コインランドリーミッキー 保免店
取材日:2019.04.05

その場その場の判断を大切に
枠にとらわれない経営スタイルで話題を作り出す
株式会社ミッキークリーニング 山本専務

愛媛県内でクリーニング店を20店ほど経営しているミッキークリーニングさんですが、コインランドリーの出店には当初は前向きではなかったそうです。
「クリーニング業界のつながりからコインランドリー経営の紹介を受けました。クリーニングの需要は確実に減ってきています。ワイシャツもクリーニングに出さずに家で洗えるものが増えてますから…。」そのような実態に危機感を覚え、コインランドリー経営にチャレンジされたようです。
1店舗目を出店してみたら、想像以上に成功し、その後約5年の間に次々と出店されています。なんと今回オープンされた店は14店舗目。
山本専務にクリーニング経営と比較したポイントをおうかがいしました。
「クリーニングは圧倒的にユーザーが年配層。コインランドリーは若い人が使います。だから店作りをする際は一緒の入り口にしないように、それぞれわかりやすい店舗にしています。クリーニングはクリーニング、コインランドリーはコインランドリー。」
クリーニングとコインランドリーは同じ敷地内であっても、それぞれ別のデザインの看板が設置されています。
「クリーニングとコインランドリーが近くにあることで、クリーニングのお客さんが大きな物をコインランドリーに洗いに来たり、もちろん逆もあります。同じ敷地内でやれば、クリーニングも他の店よりは下がらないかもしれないです。」

新しい店舗は積極的に新しいことを取り入れて
今回私たちが取材に訪れた保免店は、これまでのコインランドリーミッキーとは異なる外観や看板の店舗。
「これまでの店作りは統一したカラーの看板でやったけれど、会社としては、その場その場で提供するサービスやスタイルを作り出していきたいと考えています。新しい看板だったり、新しい店舗デザインだったり。常に新しい取り組みをすることが話題になり、お客さんが来てくれるようになったと思います。」
キッズスペースを店内のあらゆる角度から見れるよう、モニターが設置してある工夫なども、山本専務が考え出したこの店舗ならではの工夫だそうです。

山本専務に今後の展望をお聞きしました。
「コインランドリーはまだまだ使ったことがない人も多いし、出店してみたい場所もあります。」
「使ったことがない人に使ってもらうために、掃除を徹底的にやっています。見えているところがきれいなのは当たり前。普段見えていないところ、例えば消火器が置いてあるところまで、毎日きれいにするんです。コインランドリーを使うなら、ミッキーが安心、清潔だし対応もしてくれるっていうことを多くの人に定着させていきたい。」
「今のところコインランドリーで売上が不調な店は1店もありません。見えない努力だったり、お掃除は命懸けでやっています。経営は簡単ではなくそれなりの努力は必要です。」と今後の出店に対する思いや自社ブランド確立に向けた決意をお聞きすることができました。今後のミッキークリーニング様の話題作りに注目していきたいと思います。