コインランドリーの賢い使い方

コインランドリーにはあまり行かない、という方、多いと思います。
わざわざコインランドリーに行かなくても、洗濯して干すのは家でもできるから「お金がもったいない!」という方がほとんどではないでしょうか?
コインランドリーは、これから梅雨のシーズンになると利用者が増えてきます。
お洗濯は家でできても、雨が降っていると乾かず、部屋干しが多くなりがちです。
そんな時は、近所のコインランドリーに洗濯物を持って行って、乾燥機だけ使ってみませんか?
「乾燥機だけの利用でもいいの?」という声が聞こえてきそうですが――はい、大歓迎です!
実は、コインランドリー店舗の売上のうち6~7割が乾燥機の利用によるものです。
多くのお客様は、家で洗濯を済ませてから、乾かすためにコインランドリーの乾燥機を使いに来られています。
ですから、安心して乾燥機だけ使いに来てくださいね!
さて、どうせならコインランドリーの乾燥機を賢く・お得に使いこなしたいですよね。
ここでは、そんな使い方のコツを特別にお教えします。
1. 乾燥が終わったばかりの乾燥機を探す
前の方が使い終わったばかりの乾燥機は、まだドラムが温かい状態です。これがチャンス!
冷えている乾燥機と違い、最初から高い温度で乾燥が始まるので、立ち上がりが早く、効率的に湿気を飛ばせます。
2. 乾いたバスタオルを1枚入れる
濡れた洗濯物と一緒に、乾いたバスタオルを1枚入れてみましょう。
これは室内干しでも使える裏ワザで、タオルが湿気を吸収することで、乾くまでの時間が短くなる効果があります。
コインランドリーの乾燥機でも、同じように時短に貢献してくれますよ。
3. 温度設定を確認する
店舗によっては、温度設定ができる乾燥機があります。その場合のヒントをご紹介します。
例えば、大量のタオル類を乾かす場合は「高温」設定がおすすめです。ジーンズやバスマットも高温でOKです。
ただし、マットやカーペット類は、裏地に滑り止め用のゴムが使われていることがあります。
高温乾燥だとゴムが溶けてしまう可能性があるため注意が必要です。
また、ウィンドブレーカーや化繊・ドライ生地のシャツなどは、中温または低温で乾かすのが安心です。
特にロゴマークがシルクスクリーン印刷されているアイテムは高温に弱く、ロゴが溶けることがあるので気をつけましょう。
4. 適量を入れる
乾燥機には、最も効果的に乾く「適量」があります。
入れすぎると乾かない、というのはなんとなく想像がつくと思いますが、実は「少なすぎても乾かない」ことがあるのをご存じですか?
ここで、乾燥機がなぜ乾くのか、その仕組みを簡単に説明します。
ガスで温めた熱風がドラム内を循環し、洗濯物から水分を奪って外へ排出します。
ドラム内では、羽が洗濯物を持ち上げて落とす動きを繰り返し、くるくると回転しているように見えるのはこのためです。
乾燥機には安全装置や温度センサーが搭載されており、洗濯物が乾いてくると湿気が減り、ドラム内の温度が下がりにくくなります。
温度が一定以上になると、ガスの火が自動で消え、しばらくして温度が下がると再び着火します。これが正常な動きです。
しかし、洗濯物が少なすぎると湿気の量が少なく、乾いたと誤認されて火がすぐに消えてしまうため、十分に乾かなくなるのです。
「少なければ早く乾くのでは?」と思いがちですが、実は逆。
安全装置が働くことで乾きが遅くなってしまうのです。
乾燥機には「適量ライン」が表示されていますので、それを目安に、ちょうど良い量を入れてお使いください。
コインランドリーには、サイズの異なる乾燥機が用意されています。
ご自身の洗濯物の量に応じて、適量に最も近いサイズの乾燥機を選ぶようにすると、効率よく乾燥できますよ。
いかがでしたか?
これらのポイントを押さえて、賢いコインランドリー体験をぜひ楽しんでくださいね。
このコラムを書いた人
池部慎二
株式会社ダイワコーポレーション
執行役員
- 米Alliance社で日本・韓国市場を統括
- 2015年:ダイワコーポレーション経営企画部長として事業説明会講師・拠点拡大を推進
- 2018年:施設向け事業の全国展開を実現
- 2023年:執行役員として全社の事業推進とマーケティングを統括
- TV等メディア出演実績あり