コインランドリー店舗の売上強化方法 ~5つのポイント教えます~
コインランドリー経営は、近年ますます注目を集めるビジネスの一つです。
しかし「開業すれば自動的に売上が上がる」と誤解されがちな面もあります。
この記事では、実際に店舗を運営しているオーナーの皆さまが、安定した集客とリピーターの獲得を目指すための具体的な取り組みについて解説します。大げさなノウハウではなく、日々の経営に直結する“地に足のついた”ポイントをお伝えします。
商売としてのコインランドリー
かなり強めのタイトルにしてしまいました(笑)
ですが、そんなに大げさな内容ではありません。
「門外不出の秘伝を開示します!」というような話ではないので、期待されていた方にはすみません。
コインランドリー経営には
「お手軽」
「何もしなくて良い」
「お店を開けばお客様が来る」
といった“迷信”のようなイメージが付きまといます。実際、そうした印象を信じて開業相談に来られる方も少なくありません。
フランチャイズ(FC)で開業する場合は、本部が運営を代行してくれるケースもありますからコインランドリー経営は、「自分で運営しなくても収益が上がる商売」と理解されてしまう方もいるのでしょう。
もちろん、FCが良い悪いという話ではありません。
自分で商売として運営したい方、本部に任せて投資物件として扱いたい方、それぞれに合った方法で良いと思います。
当社はFC本部ではなく、個人・法人のオーナーが自ら店舗を運営し、成功へ向かうためのサポートを行っています。
ここからは「商売としてコインランドリーを運営し、売上を拡大したい」と考えるオーナー様に向けた内容をお話させて頂きます。
売上強化の基本姿勢
店舗の売上を強化するうえで、どの業種にも共通する心構えがあります。
露出を増やす
ファンを増やす
お店をきれいに維持し続ける
スタッフの採用と教育
少しずつ変化を魅せる
この5つをコツコツと積み上げることで、お客様に支持され、自分自身もお店も共に成長できます。
では、それぞれを具体的に見ていきましょう。
1. 露出を増やす
今のビジネスでは、リアル店舗と同じくらい「ネット上での存在感」が重要です。
ポスティングや折込チラシも効果的ですが、SNSやGoogle Map、LINE公式アカウントなど、低コストで顧客接点を広げる方法が増えています。
ネット上で発信しなければ「存在していない」のと同じです。積極的に情報を発信し、店舗の認知度を高めましょう。
以下、いくつ当てはまりますか?
SNSはどれくらい活用できていますか? X・Instagramなどに店舗のアカウントはありますか?
Google Map上に自分のお店を登録できていますか?
LINEの公式アカウントはありますか?
公式WEBサイトはありますか?
オーナーやスタッフとアイデアを出しながら近隣のお客様予備軍の皆様に共感~来店していただけるようなコンテンツやメッセージを発信し続けていく姿勢が売り上げに響いてきます。
2. ファンを増やす
一度利用してくださったお客様に「また来たい」と思ってもらうことが大切です。
口コミやSNSで高評価を得られる店舗は、自然と新しいお客様を呼び込みます。
利用者の体験が期待を上回れば、それが最大の宣伝になります。
「長雨で洗濯物が乾かなくて困っていたのでここにコインランドリーがあってとても助かりました。」
「そろそろ冬物を出そうと思っていて、毛布や羽毛布団をまとめて洗いに来ました、使い方も簡単でとても便利でした。」
「子供の上履きを洗うのが面倒でコインランドリーに設置しているスニーカー専用機を使ってみたくて来ました。」
という感想が口コミに書かれていたら、そのお店の利用者にとても喜ばれている表れです。そして、その口コミの高評価は集客につながります。高評価な店舗には新たなお客様が来店されるようになります。
3. お店をきれいに維持し続ける
前回のランドリーコラムでも取り上げましたが、お洗濯の場所を提供するサービスであるコインランドリーは、「清潔さ」がサービス品質の中心です。
ゴミや埃が目立つだけで印象は大きく損なわれます。
「いつ来てもきれいにお掃除されていて気持ちが良いです。」と褒められたらうれしいですよね。
掃除スタッフには、お掃除の重要性と清潔さが売り上げに直結する事をしっかり理解してもらう必要があります。
4. スタッフの採用と教育
無人店舗と思われがちなコインランドリーでも、毎日1~3時間程度はスタッフがお掃除のために在店しています。
スタッフが店内にいる時間は清掃時間です。つまり、利用者に対し清潔を維持する姿勢のアピールとなります。
それだけではなく、初めて来店される方に対し機械の使い方などの質問にも対応する事でお店への印象が良くなり、リピーターになっていただく確率も高くなります。
「初めてだったけど、親切なスタッフさんに使い方を教えてもらえて助かりました。」
「スタッフさんがお店を掃除していて安心して洗濯する事が出来ました。」
などの口コミはお客様からの高評価の表れです。
また、忙しい時には機械の順番待ちをされている場合があります。前の方のお洗濯が終わったら取り出してよいのですが勝手に取り出すのはためらわれます。そんな時にスタッフがいたら終わった洗濯物を取り出して次の方が使えるようになります。つまり、回転率が向上し売り上げに直結します。
5. 少しずつ変化を魅せる
店内ポスターやPOPが色あせたままでいつの間にか日に焼けて色が落ちて何だかわからなくなっている。なんてお店ありませんか?
何も変わらない店舗は要注意! 清潔な印象が優先される商売です。利用してくれるのは昔からの固定客だけ、という事にならないよう気を付けましょう。
店内のメッセージボードとか、Google Mapの新着情報が更新されているとか、POPが季節に合わせて変化しているとか、動きのある店舗は多くの利用者に支えられやすくなります。
また、内装や看板のリニューアルや機械の増設・移設などは高額な資金が必要になってきますので長期的な経営計画に沿って行うと良いでしょう。
📌まとめ
コインランドリー経営で売上を伸ばすために、特別な魔法は必要ありません。
「露出を増やす」「ファンを育てる」「清潔を保つ」「人を育てる」「変化を続ける」——この基本を徹底することこそ、地道ですが確実な成功への近道です。
店舗を通じてお客様の生活を支え、自分自身も成長していく姿勢が、最終的に売上拡大へとつながっていきます。
このコラムを書いた人
池部慎二
株式会社ダイワコーポレーション
執行役員
- 業務用ランドリー業界最大手のAlliance Laundry Systems社(米国)にて日本・韓国市場を統括
- 2015年:ダイワコーポレーションの経営企画部長に就任。コインランドリー事業説明会講師・拠点拡大・中長期計画策定・社員教育に注力
- 2018年:施設向け事業の全国展開を推進、複数の大手企業との業務提携を実現
- 2023年:執行役員として全社の事業推進及びマーケティングを統括
- TV等メディア出演実績あり